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8th Generation Vineyard

Stefanie and Bernd Schales, 
10th generation winegrower and 8th generation winemaker

Credits


Photography - HIRO 
Interview -MINA

「8th generationはこれまでより生産規模を縮小し、よりブティックワインになるでしょう。オカナガンのワイナリーでは頻繁にオーナーシップが変わりますが、我々はこれからも同じであり続けます。私たちのワインにはいつも変わらないDNAが残っていく事でしょう」

ドイツ人パワーカップルは、ヨーロッパのワイン業界で239年、サマーランドで20年の歴史と経験を持っています。VOICEがオカナガンでも人気のこのワイナリーを訪れた時、彼らはすでに完売したインテグリティ2020に代わるインテグリティ2021の瓶詰めに追われていました。

VOICEが毎年 8th Generation Vineyardを訪れる理由は、StefanieとBerndのストーリーがいつも私たちの心に響いてくるからです。ヨーロッパで何世代にもわたってワイン造りとブドウ栽培に携わってきた彼らは、ここオカナガンで家族の伝統を引き継ぎ、新しい冒険と新しい章を模索しています。

ブドウ畑の脇には家族で食べる用のプラムやアプリコット、リンゴの木々が植えられています。農場で育ったStefanieーにとってそれは当たり前のことです。彼女は、ワイナリーでどんなに忙しい日々を送っていても、いつも満面の笑みで私たちを迎えてくれ、訪れるたびにそのホスピタリティとワインの素晴らしい品質に圧倒されます。

もし、彼らの代表的なワイン、特にリースリングを手に入れたいと思ったら、夏の盛りの前に余裕を持って旅行することをお勧めします。1783年以来彼らが誇りに思っている品質を維持しつつ、よりブティックで家族的オペレーションに重点を移行している彼らのワインは今後さらに入手が困難になるでしょう。

VOICE (V): 2022年の夏はいかがでしたか?

Stefanie(S):「今年の春から大きな変化がありました。昨年、オカナガンフォールズにあった我々のブドウ畑を売却したので、ワインの生産量は少なくなりました。 また、バックエンドのチームも再編成し、新しいスタッフでスタートしました。 スタッフ不足は相変わらずで、今年は全員がワイン販売未経験のフレッシュなスタートでした。そんな濃密な1年でしたよ。テイスティングルームは感謝祭まで週7日、それ以降は週末のみの営業に縮小します。ピックアップは年末まで営業しています」

 

V: 今年の収穫はいかがですか?

S:「今のところ順調です! 9月末にはぶどうの実がきれいに熟すのに最適な気候に恵まれました。私にとって収穫時期は、果実にはもう何もハプニングが起こらないという安堵のある時間でもあります。また、ヴィンテージが年々進化していく様子を見ることができるエキサイティングな時間でもあります」

V: 今年がいいワインになるかどうかは、どうやって判断するのですか?

Bernd:「ワインがボトルに入ったら知らせる!"と祖父はよく言っていました。その間に多くのことが起こり得るからです。ブドウの栽培やワインづくりでは常にモニタリングが重要です。特に発酵の過程に入りジュースの段階になったら毎日味見を繰り返し、モニタリングしています」

V: 今年、サマーランドは3つの小地理的表示(Sub-Geographical Indications)を承認されました。あなたのビジネスにとって、どの様な意味がありますか?

 

S:「サマーランドには、サマーランド・バレー、サマーランド・レイクフロント、サマーランド・ベンチという3つのサブGIが認証されました。サマーランドのテロワールの多様性を考えると、5つのサブGIを持つことがより好ましいですが、新しいサブGIの承認はとても喜ばしいです。この認証は、一貫してユニークなテロワールを持つ地域が公式に認められたことを意味します。ビジネス的な面では、ラベルに印字するには今年は間に合いませんでしたが、将来的に表示することで人々はより好奇心を持ち、私たちのいる場所がユニークであることを認識してくれるでしょう。この認証のワインを買っていただくということは、100%BC州産であるという品質保証の表れでもあります。 8th Generation では、ラベルに "サマーランド・レイクフロント "と表示するこ書かれることになります」

V: 現在のワインビジネスにおいて、最も困難だと思うことは何ですか?

 

S:「家族経営の小さなワイナリーとして、私たちは常に挑戦し続け、時にはストレスになることもあります。私たちは常に、私たちと一緒に働いてくれる人を探し、彼らを教育していますが、スタッフを維持することはいつも非常に困難です。会社とともに成長したいというスタッフもいますが、残念ながらテイスティングルームマネージャー以上のポジションを提供することはできません。夫婦2人でワイナリーを運営しなければならないというプレッシャーもあり、時間との折り合いをつけながらやっています。今朝はまずブドウ畑で水ホースをかけるところから始まり、ラベリング作業、出荷作業と移り、一瞬ワイナリーの仕事をこなし、そして今はVOICEとソーシャルメディアマーケティングの一貫としてしてインタビューを受けています。午後3時からは、子供を学校に迎えに行き、家事全般をこなす母親となります。

忙しい季節が終わると、今年を振り返り評価し、次の季節の計画を立てるようになります。一般的に、冬はワイナリーにとってダウンタイムだと思われていますが、次のシーズンの計画はすべて冬場に行われます。私たちの仕事は終わりがないのです」

V: 家族経営の小さなビジネスで、一番の喜びは何ですか?

 

S:「日々、自分の直感で判断できる!事です」
 

V: 238年にわたるワイン造りの歴史を持つ家系で、何か最も古い伝統を守ってらっしゃいますか?

 

S:「ブルゴーニュのボトルにピノ種を入れる習慣はずっと続けています。デザイン性を重視し、他のボトルの形にすることはないでしょう。そのような小さなことでも、私たちにとって伝統と言えます。ワインに関しては、自分たちの好きなスタイルがあります。テイスティングルームにいらっしゃったお客様に、なぜ去年とテイストが違うのか、違うのであればなぜ違うのかを、試飲していただきながら説明することができるので、ショップは非常に重要な役割を果たしています。我々は、コカ・コーラのように毎年同じものを紹介するようなワイン作りはしていません。”「ブルゴーニュのボトルにピノ種を入れる習慣はずっと続けています。デザイン性を重視し、他のボトルの形にすることはないでしょう。そのような小さなことでも、私たちにとって伝統と言えます。ワインに関しては、自分たちの好きなスタイルがあります。テイスティングルームにいらっしゃったお客様に、なぜ去年とテイストが違うのか、違うのであればなぜ違うのかを、試飲していただきながら説明することができるので、ショップは非常に重要な役割を果たしています。我々は、コカ・コーラのように毎年同じものを紹介するようなワイン作りはしていません」
 

V: あなたの子供たちに将来ワインメーカーになって欲しいですか?

 

S:「末娘は15歳でまだ高校生、長女は地球科学と生物を勉強中、息子は自動車技術者として1年目に入ったばかりです。私はワイナリーの家系に育ちましたが、建築デザイン全般を探求し、ドイツで建築製図技師として、ドイツ国内でベスト10に入る建築家のもとで10年以上働いた後、Berndと共にカナダに移住し、 8th Generationをスタートさせる決心をしました。子供たちは好きなことをすればいいですし、もしワイン造りをしたいんでしたらそれでも構いません。気候変動によって今後20年以内に農業自体大きく変わるかもしれない我々のビジネスを、子供たちに押しつけようとは思いません」

8th Generation Vineyard

Stefanie and Bernd Schales

WELCOME

to 239 years of winemaking history

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