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Laughing Crows Organics Farm

Kerry McCann and
Andrew Budgell, founders

Credits


Photography - HIRO 
Interview -MINA

「地消地産”を意識してもらうために、私たちの小さな農場のストーリーをお伝えしています。
オーガニックであろうとなかろうと、地元の農地で栽培された農作物を応援すること。それは特に今、そしてこれからの時代にとても重要なことです。私たちは、あらゆる種類の美しい農作物を生産し、地元の人々はそれを食べ感謝してくれます。それは私たちを満ち溢れた気持ちにさせてくれるのです」

Laughing Crows Organicsは、ペンバートンのThe Beer Farmersの向かいにある有機野菜と生花を栽培する農場です。ミラー家が所有する15エーカーの土地を借りて運営し、シー・トゥー・スカイ界隈のコミュニティーのために高品質で新鮮な農作物を生産しています。時間をかけ、丁寧に、愛情を込めて野菜を育てるだけではなく、地元野菜を購入することで、消費者にとってより少ないカーボンフットプリントにも貢献しています。
 

ケリーさんはオンタリオ州で育ちました。彼女の両親は70年代のヒッピー世代で、大地に根付いた自給自足の生活を試みていました。食べ物とのつながりは、彼女が育つ過程で常に大きな部分を占めてきました。彼女はよく家庭菜園をし、またファーマーズマーケットで買い物をしていました。ケリーがペンバートンとウィスラーを訪れたのは、理学療法士のアシスタントとして働いていた時期、しばらく休暇を取った時でした。その頃、すでに有機農業に挑んでいた現在のビジネスパートナー、アンドリューと出会いました。アンドリューはオタワ郊外の出身で、農業の経験は全くありませんでした。家庭菜園の経験があったケリーは、彼の小さなマーケットガーデンの手伝いを始めました。やがて2人は、お互いの目標や有機農業への熱意から一緒に農業をするようになり、農家としてスタートした当初から、彼らの農作物のストーリーを伝えることの重要性を感じて来ました。
 

Laughing Crowsの主な事業は、CSAプログラムを通じて、毎週自宅まで野菜ボックスを宅配することです。このプログラムを通じて、人々は農作物とその背後にある農家のストーリーに触れることが出来ます。「人々は私たちの野菜を感謝の気持ちを持って受け取ってくれます。普段スーパーで買い物をすると、カリフォルニア産やアルゼンチン産のものが多いですが、そういった商品から生産者の顔は見えません。泥もついていないので手も汚れませんしね。」、とケリーさん。
 

また、ひまわり迷路とパンプキン畑という2つのアグリツーリズムのイベントを通じて、自分たちの農場を体験してもらう事にも力を注いでいます。どちらも毎年大人気のイベントです。この夏、ペンバートンのひまわり迷路は8月18日から9月5日までオープンする予定です。夏の終わり、黄金に輝く花の迷路に迷い込むのはいかがでしょう。散策の後は、隣接する農場内のThe Beer Farmers のテイスティングルームで、この土地で作られたクラフトビールを爽やかに飲むことができます。ファームスタンドでお土産に野菜を買うのも忘れないでください。このような美しい場所で栽培された野菜を一口一口頬張るごとに、その美しさが体の中に伝わってくるようです。

VOICE (V): Laughing Crows Organicsはどんな農場か教えていただけますか?

Kerry (K):「私たちのゴールは、小規模且つ様々な野菜を栽培し、ペンバートン、ウィスラー、そしてスコーミッシュ地域に野菜を供給することです。私たちのカーボンフットプリントは100km圏内にあり、全ての農作物はその圏内で消費されます。現在CSAプログラムでは、毎週230世帯に食を提供しています。夏季の間、土曜日にはスコーミッシュ、日曜日にはウィスラーで、ファーマーズマーケットも開催しています。

私たちが農業を始めたとき、未来に害を与えないような仕事から生計を立てる方法を見つけようとしていました。農作業を通じて、この土地との関わりをより身近に感じます。特にオーガニックの基準は健康な土壌作りを中心に構築されているので、私たちのルールやガイドラインはすべて土壌の健康状態に基づいています。それは自らに課すべき良い基準です。私たちは、ミラー家がすでにオーガニック認証を取得している土地で農業を営み、環境保護に参加し、そこから生計を立てていることに感謝し、また幸運を感じています」

 

V: Laughing Crows Organicsという名前は、どのようにして生まれたのですか?

 

K:「最初に農場をつくったときは、わずか4分の1エーカーの小さな土地でした。ケリーはホームステッド・ガーデニングをやっていましたが、私たちは農業のことは何も知りませんでした。グリーンハウスを建てたのですが、設営場所は農道の端っこ。このおかげで、畑からトラックを出せなくなってしまいました。結果、いつもトラックをバックアップさせなければならないので、農道はひどく曲がってしまいました。その状況をケリーが、「カラスにも笑われるくらいとんでもない」と。それで、最初の年は農場の名前を「Crooked Roads and Laughing Crows」と名付け、その後「Laughing Crows」に定着しました」

V: 野菜は何種類くらい育てているのですか?

K:「野菜は約45種類、花は30~40種類を栽培しています。ブロッコリー、カリフラワー、キャベツ、ブロッコリーニ、芽キャベツなど、主にアブラナ科の野菜を栽培しています。ピーマン、ナス、ズッキーニ、メロンなど暑さを好む作物には、ごく少量ですが、プラスチック製のカバーを使用し栽培しています」

V: Covid-19パンデミックがビジネスに与えた影響について教えていただけますか?

 

K:「Covid-19のおかげで、人々は食品サプライチェーンを意識するようになり、地元でお金を消費したいと思うようになったと思います。以来、私たちのCSAの会員数は拡大し続けています」

V: ファームライフはどのようなものですか?

K:「成長期の間は朝5時から1日がスタートします。この生活リズムは8カ月連続で続き、長時間労働を強いられます。私たちは収穫もすべて手作業で行います。冬場はゆったりとした時間ですが、この時期に来シーズンの計画を立てます」

V: あなたにとって、食とは何ですか?

 

K:「基本的なレベルでは滋養を意味します。もうひとつのレベルでは生活の質、つまり、おいしい食べ物でいかに自分自身を養うかということです。最高の瞬間は、新鮮な食材を手に入れ、調理し、人々と分かち合うことです。そのような瞬間の積み重ねが私たちに幸せをもたらすと思っています」

Laughing Crows Organics Farm

Kerry McCann and
Andrew Budgell, founders

Organic vegetable & flower farm located next to

The Beer Farmers in Beautiful Pemberton, BC.

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